沖縄にはかつて栄えた琉球王国の名残が数多く残されており、また住民によって大切に保存されてきた自然の力強い息吹を感じられるパワースポットが多数存在しています。
旅行の際にはぜひ訪れてそのパワーをいただいてきましょう。
首里城
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
沖縄観光の定番中の定番でもある首里城ですが、城自体はもちろん、周辺も沖縄屈指のパワースポットが集まる場所になっています。
琉球王国の権力者である聞得大君(きこえのおおきみ)がさまざまな儀式を行った御嶽は沖縄に多数存在していますが、中でも首里城付近にあるものは特に神聖とされていて、様々なご利益を期待する多くの人が訪れています。
ガンガラーの谷
住所:沖縄県南城市玉城前川202
数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷で、古代人の居住地でもあったガンガラーの谷。遺跡の発掘場所でもあり、現在も発掘作業が行われています。
男女の神様が住む場所として良縁や子孫繁栄のご利益があると言われており、安産祈願のパワースポットとして訪れる人が多い場所です。
古宇利島
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
本島から古宇利大橋を渡って車で行くことができるのどかな小島。
海に住むジュゴンの交尾を見て男女の違いや子供を作る方法を知った男女の逸話、いわば琉球版アダムとイブの伝説が伝わる「恋の島」古宇利島。恋愛に関するパワースポットとして人気の
古宇利島北側にある干潮時にしか見られないハートロックが有名で、カップルの聖地としても人気があります。
斎場御嶽(せーふぁうたき/サイハのウタキ)
住所:沖縄県南城市知念久手堅455
沖縄の御嶽(琉球神道における祭祀などを行う施設)の中で最も格式が高いとされている斎場御嶽。足を踏み入れるとすぐに感じる厳かな雰囲気がまさに聖地を感じさせるパワースポットです。
かつては男子禁制で国王さえ袂の合わせを女装に改める必要があったほどの特別な場所。訪れる際には失礼のないようにしましょう。
久高島
住所:沖縄県南城市知念久高
久高島は琉球の始祖アマミキヨが降臨した「神ノ島」として知られる聖地で、中でもハビャーンと呼ばれる「カベール岬」はパワースポットでもありとても景色の良い観光地としても有名です。
琉球神道の祭祀が行われていた斎場御嶽の東の海に位置している島で、琉球王国時代には国王がこの島に渡り、礼拝を行っていました。
島全体が聖地とされている久高島では立入禁止の場所なども存在するため、訪れる際にはきちんと下調べをしたり、島のガイドさんに案内してもらうようにすると安心です。
大神島
住所:沖縄県宮古島市平良大神
宮古列島のひとつ「大神島」は、神様が住む島としてこちらも島自体が聖域とされている離島。その歴史は口承で伝えられたため、解明されていない部分も多い未知の島です。
神祭行事のある日には観光客が立ち入ることができなかったり、お土産店で売っているもの以外は持ち帰ってはいけない、立入禁止になっている場所があるなど島独自のルールが存在するため、訪れる際には島のガイドさんに案内してもらうのが安心です。
波上宮(なみのうえぐう)
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
琉球八社(琉球王国において王府から特別の扱いを受けた8つの神社)の第一位。
波上宮(なみのうえぐう)という名前の通り、那覇港を望む高台の上にあり、そこから見る海が絶景と沖縄観光の目玉となっている人気スポットです。
パワースポットとしては健康祈願や厄除け祈願で人気があり、安産祈願をされる方も多いそうです。また商売繁栄や合格祈願などほかにも様々なご利益があるとされています。
備瀬のワルミ(ワリーバンタ)
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬
子宝に恵まれるというご利益を期待できるパワースポット。干潮時にしか行けず、また陸路では行けないというまさに秘境中の秘境。シーカヤックのツアーなどで訪れることができます。
一時期観光客が殺到してゴミが問題になったこともあるので、行く際には決して穢さないように注意したい場所です。
最後に
それぞれのパワースポットはユネスコの世界遺産として登録されているものもありますし、何よりその土地の方が長く大切にしてきた神聖な場所です。
その土地独自のルールがあったり、立入禁止になっている場所もあります。
訪れる際にはぜひルールやマナーを守って参拝を行い、決して聖地を穢すことのないようにしましょう。